東北への眼差し

著 :藤原 作弥

定価:2,300円(本体)

ISBN:978-4-7500-0402-0C0095

 

 

【目次】

〇大厄災と日本の再生

〇外交力の貧と鈍

〇中華思想の再考

〇東北と私

【著者紹介】

藤原 作弥

1937年仙台市生まれ

東京外国語大学フランス学科卒業

時事通信社に入社

経済部に配属され、大蔵省、ワシントン特派員

等を経て解説委員長となる。

98年から2003年まで日銀副総裁を務める。

現在、執筆、講演等で活躍中。

 

 

 

【内容】

今回の東日本大震災についてマスメディアにさまざまな論調がみられるが、福島第一原発の事故という人災をも含めて歴史上、最大の災厄が東北地方で起こった事は、「東北の悲劇性」を改めて強く思い知らされた・・・。(略)

しかし、私は東北の復興を信じている。終戦後私たち一家が満州から引き揚げてきた時の仙台市街のほとんどは焼け野原、仙台駅はバラック建て仮の駅舎。その駅前から青葉城に通ずる街路は砂塵の吹きまくる“仙台砂漠”雨が降れば“仙台田圃”と言われる荒廃ぶりだった。しかしその道路は今、杜の都を象徴する美しいケヤキ並木に生まれ変わっている。---------(本文「東北と私」より)

ブログ  ‘愛育社的日剰’

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